敷島神社
敷島神社は、埼玉県志木市の、東武東上線の志木駅より北へ徒歩18分の地に位置する鎮守社。
明治5年、霊夢に導かれた地元住民が富士塚「田子山富士」を築造して浅間神社を創建。明治41年、近隣にあった3社(稲荷神社2社と水神社)を合祀して敷島神社と改めた。
田子山富士が国の重要有形民俗文化財に指定されているほか、境内社護国神社は志木小学校の奉安殿を移築したもの。
護国神社の社殿は、志木尋常高等小学校(現・志木小学校)の御真影奉安殿(昭和10年頃建立)を移築したもの。
宮神輿(一之宮と二之宮)は夏祭りで渡御する。
田子山富士
富士塚は関東に多数現存するが、当社の富士塚(田子山富士)は、5基(東京3基、埼玉2基)しかない国指定重要有形民俗文化財の富士塚の一つ。
通常の日は登拝できないが、大安・友引の日や、神社の行事や地域のイベントなどがある際に開放される。
なお、山開きは7月第一週末、山仕舞いは8月21日に近い週末に行われるが、特に山仕舞いでは夕刻にお焚き上げが行われる。
明治5年に古墳とされる田子山塚の上に築造。高さ約8.7m、直径約30mの大型の富士塚。
参詣道入口には里宮の浅間下社が、頂上には奥宮が鎮座する。
夏祭り
7月には天王様の祭礼として大規模な夏祭りが開催され、境内には露店が立ち並び、本町通りでは神輿の渡御や民謡流し踊りなどが行われる。この行事に関する詳細は「敷島神社 夏祭り」の記事を参照。