男浅間神社 & 女浅間神社
男浅間神社と女浅間神社は、栃木県足利市の、東武伊勢崎線の足利市駅より南西へ徒歩6分の地に位置する鎮守社。
正式名称は共に浅間神社で、「浅間」の読みは、『足利の神社』では「せんげん」、『栃木県神社誌』(新版)では「あさま」としている。ただし『栃木県神社誌』でも、通称の男浅間・女浅間および上浅間・下浅間に対しては「浅間」に「せんげん」とふりがなしている。
両社とも、平安時代の天喜2年(1054年)、足利城築城に際して創建。明治35年の渡良瀬川架橋に伴う道路開設とそれに続く鉄道敷設で、両社が鎮座する峰の間が断絶された。
男浅間神社
上述のように正式名称は浅間神社だが、通称・女浅間(下浅間、下ノ宮)に対して男浅間(上浅間、上ノ宮)と通称する。
浅間山の山上に鎮座する。
この浅間山の山上に社殿がある。この山には戦国時代、長尾氏の富士山山城が築城された。
社殿は昭和10年築のRC造(鉄筋コンクリート造)。戦前のRC造の寺社建築は本来は東京以外では数少ないのだが、足利市には他にも織姫神社と長林寺にある。
浅間山山頂には石尊宮の石祠が立つ。
中腹には祭神の浅間大菩薩(木花咲耶姫)が出現したという胎内洞穴がある。
女浅間神社
正式名称は浅間神社だが、上記の男浅間(上浅間、上ノ宮)に対し、女浅間(下浅間、下ノ宮)と通称する。
右端に参道の一ノ鳥居が立つ。
本殿は平成7年改築。