綾瀬稲荷神社
綾瀬稲荷神社は、東京都足立区の、JR常磐線または東京メトロ千代田線の綾瀬駅より北へ徒歩3分の地に位置する鎮守社。
江戸初期の慶長19年(1614年)、京都の伏見稲荷を勧請して創建。
小さな社だが、富士塚や江戸期の本殿のほか、落語家が奉納した落語狛犬がある。
拝殿は昭和57年建立。拝殿前には落語狛犬(と通常の狛犬)が安置されている(後述)。
本殿は江戸後期の1843年建立。
富士塚(綾瀬富士、五兵衛富士)は昭和2年築造で、浅間社が祀られている。足立区登録有形民俗文化財。
落語狛犬
拝殿の前には一対の落語狛犬が安置されている(通常の量産型の狛犬も一対ある)。
これは落語家・三遊亭円丈が平成12年に奉納したもの。氏のHPによると、
- 座布団に座る
- 前に扇子と手拭と茶托がある
- 背が紋付
- 尾が扇形
- 落語繁栄祈願の碑文がある
- 五代目柳家小さんの題字
- 口の形が阿吽ではなく「え~吽」
- 片方の狛犬の耳が客の反応を聞くため開いている
といった特徴がある。
例大祭は9月中旬で、3年に一度の本祭では、宮神輿が氏子域を巡行する(それ以外の年は、神社の周辺のみ巡行)。
明治の神仏分離までは近くにある観音寺が別当寺であった。