慈眼寺
慈眼寺は、東京都足立区の、北千住駅(JR常磐線、東武スカイツリーライン、つくばエクスプレス、東京メトロ日比谷線・千代田線が通る)より南西へ徒歩10分の地に位置する、新義真言宗の寺院。正式には千龍山妙智院慈眼寺。
鎌倉時代の政和3年(1314年)創建。
千住の宿場町にある寺で、境内は整っている。
山門は、本堂の正面である南側ではなく、東側に立つ。第二次大戦の戦禍を免れたもの。
本堂は昭和31年の、客殿・庫裏は昭和38年の建立。
弁天堂の前には、石橋の架かった小池がある。この弁天堂をはじめ、境内にある大師堂、地蔵堂、豊川稲荷祠といった小堂は戦災焼失を免れたもの。
『足立区仏教会 その歩みと名鑑』には、納骨堂も戦災焼失を免れたとある。この小堂のことだと思われる。
近くにある千住神社は、明治時代に稲荷神社と氷川神社が合併して成立した神社だが、慈眼寺は明治の神仏分離まで、その稲荷神社の別当寺を務めていた。