観明寺
観明寺は、東京都板橋区の、都営三田線の板橋区役所前駅より徒歩5分の地にある、真言宗豊山派の寺院。
室町時代の暦応元年(1338)創建。
山門と豊川出世稲荷堂は加賀藩下屋敷より移築したもの。
山門は、区内の加賀公園(東京第二陸軍造兵廠板橋製造所跡)一帯にあった、加賀藩下屋敷の通用門を移築。
本堂は、不動堂(及び授与所)と連結された複合仏堂の一種で、昭和元年建造。
豊川出世稲荷堂は、山門と同じく、加賀藩主前田家下屋敷から、明治に移築されたもの。下屋敷内にあった三稲荷のうちの1つ。
当寺は明治の神仏分離までは、氷川町氷川神社(板橋区氷川町21-8)の別当寺を務めていた。
なお、都営地下鉄三田線の板橋区役所前駅付近はかつては中山道の板橋宿であり、他に子易神社や文殊院といった寺社もある。