総泉寺
総泉寺は、東京都板橋区の、都営三田線の志村坂上駅より北西へ徒歩3分の位置にある、曹洞宗系の単立寺院。
創立は鎌倉時代の建仁元年(1201年)だが、その前身は平安時代の貞元年間(976-977年)以前の開創とも言われる。江戸時代は青松寺・泉岳寺とともに江戸の曹洞宗寺院を統括した。
かつては浅草の橋場にあり境内も広大だったが、昭和3年に現在地へ移転し、その際に当地にあった大善寺を併合した。
妙亀堂は梅若伝説での、梅若丸の母「妙亀」を祀ったものだろう。台東区の旧境内には妙亀塚が残り、また隅田川対岸には梅若塚のある木母寺がある。詳細は木母寺の記事を参照。
総泉寺が昭和3年に現在地へ移転するに際して合併された大善寺の庭園跡は、現在、板橋区により薬師の泉庭園として整備公開されている。
また龍福寺も近い。