龍眼寺
龍眼寺(りゅうげんじ)は、東京都江東区の、東京メトロ半蔵門線または都営浅草線の押上駅より南東へ11分の地に位置する、天台宗の寺院。正式には慈雲山無量院龍眼寺。
室町時代の応永2年(1395年)、旅の僧が、観音菩薩の霊夢に従い、当地の堂の下から観音像と天祖の御神体を見つけ、それに祈願すると、当地の悪疫が収まったので、観音像を祀って柳源寺を建て、また御神体は江東天祖神社に祀った。
後(年月は不詳)に、寺の湧き水で洗顔すると目が良くなるとの眼病治癒の信仰を集め、龍眼寺と改称。
当寺は江戸時代から萩で知られ、萩寺と通称された。
本堂は法隆寺夢殿を模したRC造の八角堂で、本尊は聖観世音菩薩。
萩の花
当寺は江戸時代からの萩の名所で、現在も萩が多く植えられており、9~10月頃に見頃となる。
龍眼寺は、明治維新の神仏分離までは江東天祖神社の別当寺であった。