熊谷恒子記念館
熊谷恒子記念館は、東京都大田区の、都営浅草線の西馬込駅より東へ徒歩8分の地にある、書家・熊谷恒子の旧宅を保存・整備した資料館。
熊谷恒子(1893-1986年)は女性かな書を得意とする書家で、京都市に生まれ、大正3年に東京に転入し、昭和11年に現在地にこの自宅を新築して居を構え、終の住処とした。
館内には熊谷の作品が展示されている。館内は撮影禁止。春秋に庭園が公開される。
家屋は昭和11年竣工。
館内は撮影禁止なので、通常期はこれから先は写真を撮る所は無い。
春秋の庭園公開
春(5月初旬頃)と秋(9月頃後期頃)には庭園公開と称して、庭園に出て写真も撮ることができる。
なお、庭園公開期以外でも、館内から窓越しに庭を見ることはできるが、写真撮影は不可。
家屋の南面を見ることができるのも庭園公開時のみ。
馬込文士村
JR大森駅西側の大田区山王・馬込・中央一帯は、関東大震災後の大正末期から昭和初期にかけて、多くの文士・芸術家が移住し、「馬込文士村」と呼ばれた。
現在、一帯には龍子記念館及び龍子公園(日本画家・川端龍子の旧宅等)、熊谷恒子記念館(書家・熊谷恒子の旧宅)、山王草堂記念館(ジャーナリスト・徳富蘇峰の旧邸跡)、尾﨑士郎記念館(小説家・尾﨑士郎の旧宅)が保存公開されている。
また、4月の桜の開花時期には馬込文士村大桜まつりが開かれる。