大井鹿嶋神社
大井鹿嶋神社は、東京都品川区の、JR京浜急行線の大森駅より北へ徒歩10分の地に位置する鎮守社。
安和2年(969年)に現在の茨城県の鹿島神宮を勧請して創建。第二次世界大戦の戦禍を免れ、江戸時代の旧本殿のほか、昭和戦前期に建てられた社殿などが一式残る。
表参道鳥居は鹿島鳥居(本家の鹿島神宮を初め、その分社に多い鳥居)。
社殿は拝殿・幣殿・本殿を連結した権現造で、戦前の昭和6年築。
奥宮は旧本殿で、江戸末期の1862年築。壁面は彫刻で覆われている。
神楽殿は戦前の昭和15年築。
社務所も昭和15年築。
例大祭
大井鹿嶋神社は10月の第3土日曜日に催される。この行事に関する詳細は「大井鹿嶋神社 例大祭」の記事を参照。
当社には宮神輿は無いが、宮本睦会の大神輿がそれに準ずる雰囲気。
当社でかつて行われていた相撲は、渋谷氷川神社・世田谷八幡宮のものとともに江戸郊外三大相撲の一つと称されていた。
また明治の神仏分離令までは、近くの来迎院が別当寺を努めた。