品川歴史館
品川歴史館は、東京都品川区の、JR京浜急行線の大森駅より北へ徒歩12分の地にある、区立の郷土資料館。
古代から近代までの、品川区の歴史や文化についての資料を展示している。
敷地は戦前は安田財閥の安田善助の邸宅で、その庭や茶室も残る。
品川歴史館の敷地は、昭和初期に安田財閥の安田善助の邸宅として建てられ、当寺の庭園や茶室が残る。庭には池があり、当館を建設中に発見された水琴窟が再現され、大井鹿島遺跡の竪穴式住居跡も保存されている。
茶室松滴庵は、安田善助が昭和2~3年頃に、東京国立博物館にある六窓庵を手本に建造したもの。館内にはこのほか、安田邸時代の書院の一部が、旧材を部分的に使用して再現されている。
熊本藩細川家下屋敷(戸越屋敷)の模型。現在その跡は、戸越公園や戸越小学校、文庫の森などとなっている。
寛永年間(1624-1645年)の御殿山の模型。寛永年間を含む江戸時代初期から元禄年間にかけては将軍家の鷹狩り場となり、品川御殿が造営された。
品川宿は東海道の第一宿。中山道の板橋宿、甲州街道の内藤新宿、日光街道・奥州街道の千住宿と共に江戸四宿の1つ。
品川宿本陣跡は聖蹟公園となっている。
土蔵相模は幕末の志士たちが密議をこらした妓楼で、品川宿にあった。
品川宿の旅籠座敷復が部分的に原寸模型されている。
品川台場のうち、現在も海に孤島として浮かぶ第六台場の模型がある(ただし第六台場は港区内)。
品川宿にある寄木神社の鏝絵天銅女命功績図の複製も展示されている(寄木神社の本物は特別公開時などを除き、見ることはできない)。伊豆長八の作。天孫降臨の場面を表したもので、天鈿女命と猿田彦命、瓊瓊杵尊(持ち物と容姿より天照大神説もある)が描かれている。