市谷亀岡八幡宮
市谷亀岡八幡宮は、東京都新宿区の、JR中央線・都営新宿線・東京メトロ南北線・有楽町線の市ケ谷駅より徒歩3分の地に位置する鎮守社。
室町時代の文明11年(1479年)、太田道灌が江戸城西方の守護神として鶴岡八幡宮を勧請して創建。当初は麹町三番町辺りに鎮座し、江戸時代の寛永年間(1624-45年)に現在地に遷座した。
急な石段の脇にあるのは境内社の茶ノ木稲荷神社で、弘法大師空海の創建と伝え、市谷亀岡八幡宮の本社より歴史が古い。
銅鳥居は江戸後期の1804年建立。新宿区指定有形文化財。
社殿は第二次大戦後にRC造で再建された、八幡造の社殿。本来、八幡造の社殿は非常にレアなのだが、東京には戦後に再建されたRC造の八幡造社殿が幾つかある(文京区の白山神社には、小規模ではあるが、木造の八幡造の社殿がある)。
例大祭
市谷亀岡八幡宮の例大祭は8月上旬に催される。神社で行われるのは式典のみで、あとはあけぼのばし通り商店街(住吉町会)や市谷薬王寺町会(隔年)など各自で祭礼が行われている。この行事に関する詳細は「市谷亀岡八幡宮 例大祭」の記事を参照。
放生会
毎年10~11月頃、市谷亀岡八幡宮は「放生会 四魂の祭り」と称して、夕刻に雅楽、舞楽、神楽、剣術演武が奉納される。この行事に関する詳細は「市谷亀岡八幡宮 放生会」の記事を参照。