国立科学博物館 東京本館
国立科学博物館東京本館は、東京都台東区の上野公園にある、自然科学を対象とする博物館。
起源は現在の東京国立博物館と同根で、湯島聖堂内に明治5年(1872年)に開設された文部省博物館(明治8年に東京博物館と改称)である。明治10年に教育博物館(この年をもって創立年とする)、同14年に東京教育博物館、大正10年に東京博物館、昭和6年に東京科学博物館、同24年に国立科学博物館と改称。
上野新館(現・日本館)が竣工したのは昭和6年で、国の重要文化財に指定されている。
東京本館の日本館は昭和6年竣工。国指定重要文化財。旧称の旧東京科学博物館本館の名で指定されている。
東西擁壁が、重文の日本館に附指定されている。この東西擁壁というのは、北側にある通用門の両脇の壁のことである。
館蔵の模型。企画展等で展示されることがある。このように、当館は上空から見ると飛行機型の平面をしている。
地球館は日本館の裏にあり、敷地外からは見えない。
常設展示
現在、重文に指定されている日本館(旧本館)の背後に、地上3階建・地下3階建の地球館も増設されている。
日本館1F
日本館の1Fは、江戸時代から戦前期ころまでの、暦・地球儀や、顕微鏡・時計といった測定器具がテーマ。
日本館2F
日本館の2Fは、170万年間に独自の分化を遂げた日本の生物や、4万年前に渡来した日本人の姿の変遷とそれが変えた自然がテーマ。
日本館3F
日本館の3Fは、日本列島の気候・自然の現状や太古の姿などがテーマ。
地球館1F
地球館の1Fは、地球の生物の多様性がテーマ。
地球館2F
地球館の2Fは、江戸時代より現代までの日本の科学技術の発展がテーマ。
地球館3F
地球館の3Fには、地球の哺乳類と鳥類の剥製が並ぶ。
地球館B1F
地球館のB1Fには、恐竜の骨格標本が並ぶ。
地球館B2F
地球館のB2Fは、生物46億年の進化の歴史がテーマ。
地球館B3F
地球館のB3Fは、宇宙や原子・素粒子の探求や測定がテーマ。
港区には、国立科学博物館の附属施設として自然教育園が設けられている。