深川神明宮は、東京都江東区の、都営地下鉄の大江戸線及び新宿線の森下駅より徒歩3分にある鎮守社。深川南部が富岡八幡宮の氏子地域であるのに対し、北部は当社の氏子地域である。当社に関する詳細は深川神明宮の記事を参照。
当社の例大祭は8月中旬で、3年に一度の本祭では土曜日に本社神輿が渡御し、翌日曜日には氏子の町神輿の連合渡御が行われる。
深川神明宮 例大祭
深川神明宮の例大祭は8月中旬である。3年に一度の本祭では、土曜日に神幸祭として宮神輿の渡御が行われ、翌日曜日に12町会の町会神輿の連合渡御が行われる。神輿の担ぎ方は、富岡八幡宮同様、わっしょい担ぎという、現在主流の江戸前担ぎとは少し違った担ぎ方。
当社の神輿は、本社神輿、町会神輿とも、附属する鳥居が神明鳥居系のものが多いのも特色である。
本社神輿・鳳輦の渡御(本祭の年のみ)
本社神輿と鳳輦の渡御は、3年に一度の本祭の年、土曜日に執り行われる。なお、本社神輿には水掛けは行われない。
本社神輿は昭和9年製作。台輪幅4尺の大型の神輿。屋根は段葺きで、付属する鳥居は神明鳥居。
鳳輦は昭和15年製作。
町会神輿の連合渡御(本祭の年のみ)
氏子12ケ町の町神輿の連合渡御は、本祭の年の日曜日に執り行われる。
真夏の渡御であるため、神輿行列には豪快に水が掛けられる。いわゆる水掛け祭である。
子供神輿の連合渡御(陰祭の年)
陰祭の年には一部町会の大人神輿が各自で渡御するほか、幾つかの町会の子供神輿が連合渡御する。
神輿に付属する神明鳥居
一般に神輿に附属する鳥居は、明神鳥居が大半で、神明造の鳥居は割と珍しいが、深川神明宮にはその神明造系の鳥居が附属する神輿が多く集まっている。しかも、他所の神輿に附属するのは、(石浜鳥居が附属する石浜神社の本社神輿及び幾つかの町会神輿を除けば、)神明鳥居の中でも俗に言う靖国鳥居であるが、当社の場合は、町会神輿6基と本社神輿が靖国鳥居であるほか、鹿島鳥居の町会神輿が2基、宗忠鳥居の町会神輿が1基ある(全12町会のうち、残りの3町会の神輿は明神鳥居が附属)。以下に、神明鳥居系の鳥居が附属する神輿を紹介する(子供神輿は除く。なお、子供神輿にも神明鳥居系の鳥居が附属している)。