世良田八坂神社
世良田八坂神社は、群馬県太田市の、東武伊勢崎線の世良田駅より南へ徒歩9分の地に位置する鎮守社。
平安時代の貞観18年(876年)創建。室町時代、現・太田市内の寺尾城にて南朝の尹良親王と世良田政義の娘との間に生まれた良王が後に津島天王社(愛知県津島市の津島神社)の神主となり、良王とその母が一族と図って津島天王社を勧請した。
部分的に彩色の施された本殿や大型の奉納額、古い神輿などがある。
鳥居の手前には手水舎がある。
拝殿は明治10年建立。
拝殿内には絵馬が幾つか掲げられている。
本殿は江戸中期の1756年建立。
神輿殿には古い神輿が4基並ぶ。
鉄骨造の額殿には比較的大型の奉納額が幾つか架かるが、特にこの奉納額は大きい。
世良田祇園まつり
当社の例大祭である「世良田祇園まつり」は7月下旬に催される。かつては東京・神田明神の神田祭や埼玉・秩父神社の秩父夜祭とともに関東三大祭の一つであったと称している。
明治維新の神仏分離令まで、普門寺(太田市世良田町1128)が当社の別当寺を務めた。
近くには世良田東照宮、長楽寺、総持寺などがある。