長勝寺
長勝寺は、神奈川県鎌倉市の、JR横須賀線・江ノ島電鉄の鎌倉駅より南東へ徒歩17分の地に位置する、日蓮宗の寺院。
山号は石井山。
建長5年(1253年)、領主の石井長勝が自邸に法華堂を立て日蓮に寄進したのが起源。この法華堂は弘長3年(1263年)に本国土妙寺となり、貞和元年(1345年)には京都に移って本圀寺となった。鎌倉の跡地は荒廃したが、日際が長勝寺として再興した。
当寺は、安国論寺及び妙法寺とともに日蓮の松葉ヶ谷草庵跡と伝える3ヶ寺の一つ。
山門は1771年建立。
本堂前の日蓮像は高村光雲作で、東京大田区の洗足池より移設。日蓮像の周囲には四天王像が配されている。
法華三昧堂(法華堂、祖師堂)は室町末期の建立で神奈川県指定有形文化財。
鎌倉には、室町時代の建築物は数少ない。
RC造の八角堂である本師堂内は、タイ国から招来した釈迦牟尼像を奉安する。
松葉ヶ谷草庵跡
長勝寺の松葉ヶ谷草庵跡は、長勝寺自体からは若干離れている。
松葉ヶ谷草庵跡
神奈川県鎌倉市大町5-4 地図