小石川善光寺
小石川善光寺は、東京都文京区の、澤蔵司稲荷の東隣、伝通院より徒歩3分の地に位置する、浄土宗の寺院。正式には礫川山縁受院善光寺。
江戸後期の天明年間(1781-1789年)、於大の方の念持仏「善光寺如来」を本尊に迎え、縁受院として創建。明治17年に善光寺と公称。伝通院の子院であったが、明治以降は長野善光寺の分院となった。
境内は狭いが、伝通院や沢蔵司稲荷と異なり第二次大戦での戦災焼失を免れ、戦前からの堂宇が残る。
境内を囲んでいた石塀は令和4年に撤去された。
表門は大正2年頃の建立。
本堂は明治15年の建立で、同38年に大改修された。
須弥壇下に26mの戒壇巡り施設があり、10月の十夜会では戒壇巡りが行われる。
文京朝顔・ほおずき市
7月中下旬頃開催の文京朝顔・ほおずき市では、伝通院で朝顔市が、源覚寺でほおずき市が立つ。その間、サブ会場の小石川善光寺ではは変化朝顔展示会が開かれる。この行事に関する詳細は「文京朝顔・ほおずき市」の記事を参照。