東京駅西口・皇居の近代建築
東京駅西口(丸の内・大手町・有楽町)及び皇居にある近代建築を紹介。
千代田区のその他の地区における近代建築については、以下のページを参照。
東京駅西口の近代建築
JR東京駅 丸の内駅舎
JR東京駅の丸の内駅舎は辰野金吾設計で大正3年竣工。国指定重要文化財。駅舎の詳細はJR東京駅丸の内駅舎をを参照。
旧東京中央郵便局
JPタワーの低層部に、昭和8年竣工の旧東京中央郵便局の外壁などが保存されており、現在は商業施設KITTEなどに利用されている。
日本工業倶楽部会館
日本工業倶楽部会館は大正9年竣工で、国登録有形文化財。
三菱UFJ信託銀行本店ビルの低層部に食い込むように保存されている。ただし、保存されたのは西側(皇居側)の1/3で、残りはレプリカ復元。
明治生命館
明治生命館は昭和9年竣工で国指定重要文化財。
重文なので丸ごと保存され、背後に本社の高層ビル(明治安田生命ビル)が建造された。
2022年に静嘉堂文庫美術館が1階に移転。
旧日清生命館
大手町野村ビルの低層部には、昭和7年に竣工した旧日清生命館(日清生命保険の本社ビル)のファサードが保存されている。
旧第一生命館
旧第一生命館は昭和13年竣工。東京都選定歴史的建造物。第一生命日比谷ファースト(旧DNタワー21)の低層棟として保存されている。
背後に立つ第一生命日比谷ファーストの高層棟の低層部には、旧産業組合中央金庫(昭和8年竣工)がイメージ復元されている。
三菱一号館美術館
三菱一号館美術館は、明治27年竣工の三菱一号館を、平成21年に新築復元したもの。
なお、一帯を再開発する際に解体された旧八重洲ビルヂング(昭和3年竣工、解体時は丸ノ内八重洲ビルヂング)が、丸の内パークビルディングの低層部にイメージ継承されている。
皇居の近代建築
江戸城内に残る近代建築には以下のようなものがある。
旧近衛師団司令部は明治43年竣工。国指定重要文化財。北の丸にある(皇居ではないが隣接)。
済寧館(皇宮警察柔剣道場)は昭和8年竣工。
宮内庁楽部の庁舎は昭和12年竣工。
諏訪の茶屋(旧懐遠府)は大正元年竣工。
二の丸休憩所は、懐遠府(現在の諏訪の茶屋)附属の大砲陳列所であった。
旧枢密院(現・皇宮警察本部庁舎)は大正10年竣工。
宮内庁庁舎(旧宮内省庁舎)は昭和10年竣工。