幸龍寺
幸龍寺は、世田谷区の、京王線の千歳烏山駅より北へ徒歩16分の地に位置する、日蓮宗の寺院。烏山寺町の一角にある。
安土桃山時代の天正年間(1573年-1593年)に静岡県の浜松に創建。駿府(現・静岡市)を経て天正19年(1591年)に江戸の湯島に移り、後に西浅草に移転。関東大震災で罹災し昭和15年に烏山に移転。
大書院は文京区の旧熊本藩主細川公爵邸に建てられた、明治天皇迎接用の建物を移築したもの。
清正公堂は拝殿・幣殿・本殿(覆屋?)を連結した権現造。うち本殿(覆屋?)は土蔵造。
本堂の北西に墓地に面してある大書院は明治25年築と伝える(明治後期の築と推定されている)。文京区の旧熊本藩主細川公爵邸(現・肥後細川庭園など)に、明治天皇の行啓に備えて建てられた建物(行幸は結局行われなかった)を移築。