南養寺
南養寺は、東京都国立市の、JR南武線の矢川駅より南へ徒歩6分の地に位置する、臨済宗建長寺派の寺院。山号は谷保山。
室町時代の正平2年(1347年)、嶺海山南陽安国禅院として創建。
江戸中期から後期にかけて建てられた堂宇4棟が市の文化財に指定されている。
総門は江戸中期の1780年建立。国立市指定有形文化財。
本堂は江戸後期の1804年建立。国立市指定有形文化財。
鐘楼は江戸後期の1788年建立。国立市指定有形文化財。
大悲殿は国立市指定有形文化財。運慶作の千手観音を安置。
谷保にあった黄檗宗円成院に1718年に建立された観音堂が、円成院が1727年に現・小平市に移転する際に谷保天満宮の別当寺であった安楽寺に売却され、更に1793年に当寺に移築されたもの。
このほか、江戸末期に造られた庭園もまた国立市の文化財に指定されているが、非公開。
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更に南東へ進めば国立市古民家がある。