東京大仏(乗蓮寺)
乗蓮寺は、東京都板橋区の、都営三田線の西高島平駅より南へ徒歩20分の地に位置する、浄土宗別格本山。山号は赤塚山。
応永年間(1394-1427年)に山中村(現・板橋区仲町)に創建。江戸初期頃に中山道板橋宿(現・板橋区仲宿)に移転し、現在地へは昭和48年に移転。当初は弧雲山慶學院乗蓮寺と称したが後に慶學山花岳院乗蓮寺と改め、昭和48年移転に際し、現山号に改称。
昭和52年に建立された東京大仏は座高8.2m。
本尊は阿弥陀如来。
東京大仏は青銅製の阿弥陀如来坐像。昭和52年造立で座高8.2m(総高12.5m)。
中門は江戸期の建立。
中門内には書院がある。ここから先は立ち入り禁止。
山門の石段前には閻魔堂がある。
境内の石像のうち8体は、豊島区の駒込にあった津藩主藤堂家の下屋敷(染井屋敷)にあったもので、昭和42年当時、板橋区の仲宿にあった乗蓮寺に移され、その後、寺の移転とともにこの地に移された。現在、藤堂家の染井屋敷跡付近には、門と蔵のある広場が整備されており、その裏門だったと伝える門が残っている。
赤塚植物園
赤塚植物園は、乗蓮寺にほぼ隣接する、区立の小規模な植物園(1ha)。昭和56年開園で、約600種の植物が植栽されている。入園は無料。
なお、板橋区の赤塚地区一帯には半日ほどで見て回ることができる範囲には他に、赤塚氷川神社、板橋区立郷土資料館、松月院、赤塚諏訪神社、水車公園 日本庭園などがある。