愛宕神社
愛宕神社は、東京都港区の、都営三田線の御成門駅より北西へ徒歩8分の地に位置する鎮守社。
慶長8年(1603年)、京都の愛宕神社を勧請して創建。
愛宕山(26m)の山頂に鎮座する。
正面は男坂、右側が女坂。
当社のHPを見ると、こちらが一ノ鳥居(石段下の大鳥居はカウントしないようだ)。
社殿は拝殿・幣殿・本殿を連結した権現造で、昭和33年建立。
主祭神は火産霊命。
神池には令和6年に橋が架けられた。
左端の小祠は弁財天社。
左から太郎坊神社、福寿稲荷社、恵比寿大黒社。
太郎坊社は猿田彦神(天狗様)を祀る(太郎坊は京都の愛宕山に住むと伝える天狗)。
当社の宮神輿は昭和56年製作の六角神輿。
輪島の神輿師の作(六角神輿は関東などでは少ないが、石川県には数多い)。
年中行事
千日詣り・ほおづき縁日
6月23~24日に行われる千日詣り・ほおづき縁日では、境内にほおづき市が立つ。ほおづき市は浅草寺のものが有名であるが、発祥地は愛宕神社だとする。なお、この行事の際には茅の輪も設置される。
例大祭
例大祭は9月下旬。隔年で宮神輿が巡行する際に出世の石段を登り降りするので「出世の石段祭」の異名で知られる。この行事に関する詳細は愛宕神社 例大祭を参照。
日本三大愛宕
福岡市の鷲尾愛宕神社は、自社、京都の愛宕神社、港区の愛宕神社の3社が日本三大愛宕だと称している(が、京都や港区の愛宕神社では特段そのような主張はしていない模様)。
明治の神仏分離までは、愛宕山下にある真福寺が別当寺であった。