長善寺
長善寺は、東京都杉並区の、東京メトロ丸ノ内線の新高円寺より北東へ徒歩7分、JR中央線の高円寺駅よりは南東へ徒歩9分の地に位置する日蓮宗の寺院。山号は如法山。
安土桃山時代の天正18年(1590年)に台東区谷中に実蔵坊として創建。荒川区東日暮里を経て、大正15年に現在に移転。
新高円寺駅に近いこの一角は、近代に移転してきた寺が集まる寺町で、長善寺もそんな寺の1つ(寺町北方の高円寺や長仙寺は元々この地にあった)。
宗祖日蓮の立像の台座は昭和6年建立。
本堂は昭和34年建立。正面には迦陵頻伽の絵が架かり、屋根の大棟には龍と宝珠の飾り瓦が平成27年に載せられた。
そして本堂の裏には、土蔵風の、模様が施された堂が接続する。
三十番神堂は江戸後期の1833年建立。かつては谷中本村(現在のJR日暮里駅東側一帯)の鎮守であったという。
JR高円寺駅から東京メトロ丸ノ内線新高円寺駅にかけては他に高円寺、高円寺氷川神社、長仙寺、鳳林寺、西照寺、宗泰院、高円寺天祖神社などがある。