高円寺
高円寺は、東京都杉並区の、JR中央線の高円寺駅より南東へ徒歩5分の地に位置する、曹洞宗の寺院。山号は宿鳳山。
室町時代の弘治元年(1555年)創建。三代将軍徳川家光の庇護を受けた名刹で、「高円寺」という地名も、家光の命で村名を小沢村から高円寺村に改めたことによる。
参道を含め境内は良く整えられている。また稲荷社の前には龍の彫刻が施された石鳥居が立つ。
表参道沿いには並木と枯山水庭園が整えられている。
本堂は昭和29年建立。
境内社稲荷社の前には、龍の彫刻が施された石鳥居がある。昭和8年に建立されたもので、品川神社の一ノ鳥居を模したという。
同じく龍の彫刻がある馬橋稲荷神社(これも品川神社の鳥居を模したものだという)とあわせ、東京三鳥居だと称している。
明治の神仏分離までは、近くの高円寺氷川神社の別当寺であった。
JR高円寺駅から東京メトロ丸ノ内線新高円寺駅にかけては他に高円寺氷川神社、長仙寺、長善寺、鳳林寺、西照寺、宗泰院、高円寺天祖神社などがある。