品川寺
品川寺(ほんせんじ)は、東京都品川区の、京急本線の青物横丁駅より東へ徒歩3分の地に位置する、真言宗醍醐派の寺院。正式には海照山普門院品川寺。
旧東海道品川宿にある、真言宗醍醐派の別格本山かつ同派総本山・醍醐寺(京都市)の別院。
平安初期の大同年間(806-810年)、弘法大師空海により創建。室町時代の長禄元年(1457年)に太田道灌が伽藍を造営し金華山大円寺と称したが衰微、江戸前期の承応元年(1652年)に再興されこの際に品川寺と改めた。明治維新で荒廃したが、大正年間に復興した。
9月のしながわ宿場まつりと同時に品川寺では観音大祭が催され、柴燈護摩と火渡り荒行が行われる。
左側の地蔵菩薩坐像は1708年鋳造で東京都指定有形文化財。江戸六地蔵第一番。
本尊は水月観音及び聖観音。
水月観音は弘法大師空海により授けられたと伝える。
観音大祭
9月下旬、品川宿では町を上げて「しながわ宿場まつり」が開催されるが、それと時期をあわせて品川寺では観音大祭が催され、柴燈大護摩と火渡り荒行が行われる。この行事に関する詳細は「品川寺 観音大祭」の記事を参照。
旧東海道品川宿には他に、善福寺、法禅寺、寄木神社、品川神社、東海寺、清光院、荏原神社、海徳寺、願行寺、本光寺、常行寺、長徳寺、天妙国寺、海雲寺などがある。